Java仮想マシンで動作するLISP系言語Clojure、1年ぶりの最新版リリース

 Java仮想マシン向けの動的プログラミング言語「Clojure」の開発チームは9月24日、最新版「Clojure 1.3」を公開した。パフォーマンスの向上や多数の機能強化などが行われている。

 ClojureはRich Hickey氏が開発したLISP系言語。Java仮想マシン上で動作するほか、Microsoft .NET共通言語ランタイム(CLR)やJavaScript上で動作させるための実装も作られている。データとしてのコードという哲学を持ち、動的言語でありながら直接JVMバイトコードへコンパイルして実行できる。

 約1年ぶりのリリースとなったバージョン1.3では、Maven経由でのコンパイルと実装が可能となった。プリミティブ型サポート、例外レポートなど多数の機能が強化され、clojure.setなどの名前空間が起動時に自動でロードされなくなるなど、一部機能の非推奨化や削除が行われた。性能を強化したほか、バグも多数修正されている。

 最新版はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Clojure
http://clojure.org/